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お酒はきらい!? |
前回、先月末のブログで消毒用のアルコールスプレーでモモとパクを傷つけてしまった報告をしました
アルコール中毒の症状でした
実は、コロナの流行初期にも、リビング内に置いていたゴミ箱のアルコールゴミでモモとパクが吐いたことがあります
ゴミ箱に蓋はあったのですが、隙間よりアルコール雰囲気が漏れていたためです
誤飲ではありませんが、アルコール雰囲気で中毒症状を起こさせてしまいました
二度目でした<m(__)m>
アルコール消毒時のわが家の対応は最後に詳細させていただきます
このようなことがあったため、わんちゃんへのアルコールの影響や、具体的なアルコール中毒量を調べてみました
背景;モモとパクの症状
先月末のアルコール中毒時の状況はというと・・・
久ぶりに戻ったお家で、リビングの掃除中に座椅子とクッションの間でカビが発生しているのに気がつき、この掃除と消毒にアルコールスプレー(アルコール度数50~60%)を使用しました
一応アルコールはわんちゃん達には危険ということは理解していたつもりだったので
念のため、モモとパクは廊下に出しました
窓もあちらこちら開けて、、、
座椅子は、クッションに接していた合皮部分だけでなく、念のため、背もたれの背面の布部分を含め全体にスプレーし掃除・消毒して、しばらくはそのままにして乾かしておきました
夕方で寒くなったので、座椅子はそのままにして、窓を閉めました
その後、洗面所、廊下、階段をお掃除しているおかあちゃんのお手伝いをしていたモモとパクもリビングに戻って遊びはじめました
でもこの後、、、
・・・・はじめは、アルコールの影響とはまったく思っていませんでした
症状はというと、
しばらくしてからモモが部屋の中で吐きました
二度です
久しぶりに長時間車に乗って移動したので疲れて調子わるくなったのかな?
それを見ていたパクが、モモの健康状態を気にしてかニオイを確かめに行きます
「パク、パク、ニオイを嗅がなくていいよ」
焦ったおとうさんが、パクを遠ざけて、近くにあったアルコールスプレーでモモの汚した床を拭き取りました
ちょっとなら直ぐに乾くし、大丈夫だろうと思って、、、
でもパクはモモが気になるのか、モモの吐いた跡に行ってクンクンしていました
「まだ近づいちゃダメ」とは言いましたが、それほどの危機意識はありませんでした
ちょっとしてから、パクも吐きました
「モモのニオイを嗅ぎにいったからだよ」と思っていました
でもおかあちゃんが、「パクまた吐いてるみたいよ!」
よく見ると、パクは涙目で口の周りは透明なヨダレのようなものが一杯
そして、あちこちに透明のヨダレのようなものが垂れていました!!
鈍感なおとうさんもそこで ハッ!と気がつきました
「アルコールだ!」
この時は、すぐに家の外に二人を連れ出して、しばらく車に避難しました
再度家の窓を全開して、座椅子は二階に片付けました
幸いにも、二人とも直ぐにいつも通りの様子に戻りましたが、、、
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疲れて果てた・・・ |
モモは、合皮部分以外の布部分に滲みていたスプレーの残存アルコール成分の蒸発雰囲気により、座椅子の近くで遊んでいて気持ち悪くなったと思います
パクは、モモの吐しゃ物跡に近づいて、アルコールスプレーで清掃・消毒した跡のニオイを嗅いでしまったために、スプレーの残雰囲気と合わせて、より悪くなったと思います
嗅覚の良いわんちゃんには、乾燥が不足していたり、微量でもスプレーした雰囲気であったりしても、かなり厳しい状況だったでしょう、、、ほんとうに可哀想なことをしてしまいました
全く何もわかっていませんでした!!!
このような失敗があり、今後のためにも、わんちゃんのアルコールに対する致死量を確認する必要があると思い調べました
アルコール中毒量
皆さんご存じのように犬はアルコールを体内で分解できません
飲んでしまったら、少量でも脳や内臓にダメージを受けます
回復するケースもありますが、後遺症が出たり、不幸にも死んでしまうこともあります
犬にとってアルコールは毒でしかありません
ここでは、誤ってわんちゃんがお酒を飲んでしまった時に、飼い主さんが、一般的にどの程度の切迫した状況に直面しているのかを知る手がかりになればと思い、中毒量に相当するお酒の摂取量をまとめてみました
一刻を争う事態か、少し様子を見ても良い状況なのかの判断の参考になればと思います
ネット上等でいろいろ調べると、犬種、個体差、その時点の体調や持病の有無にもよりますが、概ね体重1Kgあたりの犬のアルコール中毒量は以下となります
アルコール量 5g / 1Kg
これは犬の致死量に相当するアルコール量の目安です
それでは、実際にお酒をどれくらい飲んでしまったら、この量になるかを以下の表に見積りました
アルコールの比重は0.8g / cm3で見積もっています
繰り返しになりますが、個体差やその時の体調等にもよるので、当然これより少量であっても最悪死に至る可能性はあります
上表の量の半分だから大丈夫、少しだから問題無いとは考えないでください
たとえ僅かでも、わんちゃんがお酒を飲んでしまったら、以下を確認して、できるだけ早く動物病院に電話相談することをおすすめします
・お酒の種類
・アルコール度数
・摂取した可能性のある量
・わんちゃんの状態・症状
また、上記にも注記していますが、アルコールの種類の中で、ワインやブランデーはぶどうを原料に作られています
わんちゃんにぶどうは危険な食べ物です
小型犬だと2~3粒の生のぶどうでも命を落としてしまうこともあるようです
ワインやブランデーのアルコール形成過程でこの影響がどの程度緩和されるかわかりませんが、アルコール以外にぶどうの影響もあることに注意してください
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気をつけてね! |
うちのモモは、ワインの匂いをよく嗅ぎます
嫌いな匂いではないようなので、こぼした時に舐めないように特に注意したいと考えています
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忘れるなよ!とパク |
アルコール消毒とそのゴミの扱い
二度もアルコール消毒関連でモモとパクを中毒症状にしてしまったので対策を追加しています
コロナ対策でエタノールを含む消毒用のスプレーや、消毒液が多くのご家庭内にあるとおもいます
「火気注意」と記載されている場合はアルコール度数が50%~60%あります
コロナ除菌用アルコール消毒薬としてはアルコール度数で70%以上が推奨されていたので、このようなアルコール製品の保有も考えられます
わが家でも上記の製品を保管分を含めて何種類かキープしています
いずれもアルコール度数が50%を超える高濃度のアルコール製品となり、わんちゃん達には危険な状況となっています
このようなアルコール製品を使う場合は、モモパクがリビングにいる時に、離れた玄関のみで使用します
玄関に空気清浄機を置いてかけっぱなしにしています
この時のアルコールゴミはこの空気清浄機の近くに配置した蓋付きのゴミ箱のみへ捨てるようにしています
外から帰宅時のアルコール消毒後は良く乾かして、その後洗面所で手を洗ってからモモとパクに接するようにしています
これまで二度の失敗の経験上、以下の点に気をつけていただけると良いと思います
・アルコール消毒製品はわんちゃんの近くで使用しない
・アルコール消毒製品は、通気性の良い場所や換気できる場所で使用する
・わんちゃんの手の届く位置や行動範囲に、開封後のアルコール製品は置かない
・アルコールゴミやこのゴミ箱、開封後のアルコール製品は通気や換気性の良い場所に置く
(ゴミ箱は蓋が閉められるものが良い)
・手指等をアルコールで消毒したら十分乾かす、その後手洗いしてから接すると尚良い
二度の失敗が、少しでも皆様のお役に立てば幸いです
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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